何度でも君に恋を 【完結】
告白
「あたしが記憶なくす前もこんな事やってた?」
美桜は切ない顔をしてそう聞いてきた。
「あぁ、やってたよ。オレたち4人はいつも一緒に遊んでた。」
「颯斗と大空がいっつもうるさくてね、あたしと美桜は飽き飽きしてたんだよ!!」
「大空はうるさかった!!オレはうるさくなかった!!」
颯斗め、余計な事ばっかり言う!!
美桜は泣きそうな顔をした。
「あたし、早く思い出したい。思い出したいよ、、グスッ、、」
オレは美桜を抱きしめた。
「焦ることない。ゆっくりゆっくり思い出していこう。オレはそれまで待ってるから。」
美桜は泣きながらこくりとうなずいた。