何度でも君に恋を 【完結】




ある昼休み。


「てめーら!!そんな事もう一度言ったらまじ許さねぇからな!!!!!!」


いつもヘラヘラ笑ってて、友達といたずらばっかりやってる颯斗がいきなり怒りだした。


なんかあったのかな?


いつも一緒にいる向井硫(りゅう)と喧嘩してるみたいだった。





颯斗はそう言うとイスを勢いよく蹴って教室を出ていってしまった。


「華愛行ってきなよ!!」


あたしの親友の皆本優舞(ゆま)がいきなりそんな事を言ってきた。


「な、なんであたしが行かなきゃなんないのよ!!!!」


「気になるんでしょ?」


優舞はあたしに告白しなよ、と言ってる1人だ。


「べ、別に気にならないよ!!」


「素直になりな!!伝えないと、伝わらないよ!!」





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