光と闇


「ごめん…」


ボコッ


バタッ


俺は、母さん達を気絶させた…。


「わりぃけど…俺は…戻らない。いや…戻れねぇ…ごめん…」


俺は、玄関に花を置いて行った…。


バラの花を…


「悪いな…遅くなって…」


運転手「いえ…なにがあったんですか…?泣くほど…辛かったんですか…?」


泣くほど…?


俺は、頬を触った。


俺は…


泣いてるのか…。


「いや、大丈夫だ。すぐに倉庫に戻ってくれ」


運転手「了解」


車が発進した…。


あの家が離れていく…。


「さようなら…」


俺は、心の中で言った…。


悠斗side END


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