光と闇


どうしようか…。


気配を消して、逃げるか…?


でも、それは無理だな…。


ここのドアは、一つしかない。


つまり…


俺が気配を消しても…


覗いてる仲間に見つかる…


って訳だ…。


俺は、部屋を見回した。


ふーん。なるほどな…


「なぁ…なんで、俺を仲間にしたいんだ?」


ちょっと、気になってたんだよな…。


黒髪「それは…強いからです」


「はぁ?」


強いから…?


それだけの理由でか…?


ありえねぇ…。


俺は、強いからで求められるのは嫌なんだよな…。


「悪いが…断る。俺は、力なんて興味ないんだよ」


力なんて…


必要な時に使えないと…


意味ないしな…


実際に…


俺は、使えなかった…。


経験があるから、俺は言うんだ…


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