光と闇


寝るか…。


俺は、寝る態勢になった。


「白谷くん。君は、何者ですか?」


さっきの男がボソリと呟いた。


チッ


ここで、行くなよ…。


「ちょっと、来い」


「要、こいつ借りるな」


俺は、さっきの奴を指差して言った。


要「ん?あぁ。あとで、聞くからなー」


「あぁ」


俺は、教室を出てから空き教室に行った。


ガラッ


「あんなとこで言うなよ…」


「すみません…」


「てか、名前」


「朝倉 愁です」


「愁か。で、お前何者?」


愁に聞かれる前に言った。


答えるのは、めんどくさいしな。


愁「黒竜には入ってません」


「みたら、わかる」


愁「そうですか…」


こいつにも、事情があるんだな…。


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