光と闇


プルル プルル


俺は、直也に電話をかけた。


なのに、あいつは出ない…


何かあったのか…?


俺の様子が可笑しいことに気づいたのか…


二人は…


美月「どうしたの?」


夏樹「直也、出ないー?」


と聞いてきた。


てか…


もしかしてだが…


“あれ”をしてたりするのか…?


「おい…直也が電話に出ないことはあるか?」


美月「あるよー?」


やっぱり、あるのか…


夏樹「電話出ない時は…ハッキングしてたりするみたい〜」


ハッキング…?


そういえば、直也はハッキングが得意だしな…。


仕方ねぇな…。


「直也を探すか…」


美月「あ‼︎たぶん、“あそこ”にいるよー‼︎」


“あそこ”?


夏樹「あー。“あそこ”の可能性が高いね〜」


こいつら…


総長の俺より、直也のこと知ってるんじゃないのか…?


はぁ…


マジかよ…。


俺、総長失格だな…。


< 138 / 159 >

この作品をシェア

pagetop