光と闇
プルル プルル
俺は、直也に電話をかけた。
なのに、あいつは出ない…
何かあったのか…?
俺の様子が可笑しいことに気づいたのか…
二人は…
美月「どうしたの?」
夏樹「直也、出ないー?」
と聞いてきた。
てか…
もしかしてだが…
“あれ”をしてたりするのか…?
「おい…直也が電話に出ないことはあるか?」
美月「あるよー?」
やっぱり、あるのか…
夏樹「電話出ない時は…ハッキングしてたりするみたい〜」
ハッキング…?
そういえば、直也はハッキングが得意だしな…。
仕方ねぇな…。
「直也を探すか…」
美月「あ‼︎たぶん、“あそこ”にいるよー‼︎」
“あそこ”?
夏樹「あー。“あそこ”の可能性が高いね〜」
こいつら…
総長の俺より、直也のこと知ってるんじゃないのか…?
はぁ…
マジかよ…。
俺、総長失格だな…。