光と闇


俺達は、ずっと無言で歩いていた。


どっちから、話しかけるだろうな?


まぁ。夏樹からだろう。


夏樹「悠斗〜」


ほらな?


やっぱり、夏樹からだ。


夏樹は、沈黙とか耐えれないからな…


「なんだ?」


夏樹「美結ちゃん、黒竜の姫なんだよねー?」


「?あぁ」


夏樹「美結ちゃん…レディースだよねー?」


「総会とかは、出てるみたいだ。黒竜には、レディースってことを伝えてないみたいだぞ」


黒竜には、バレてると思うけどな。


あいつら、妙に鋭いし。


夏樹「ふーん…あ。黒竜にスパイがいるらしいよ〜」


「なぜ、それを知っている?」


俺は、夏樹に言ってないからな。


夏樹「僕のいとこが黒竜なの〜。だからかな〜」


なるほどな…。


嘘では、なさそうだ。


夏樹は、嘘つくのが下手だからな。


夏樹「…黒竜を狙ってるやつは、多いよ…」


「そうみたいだな」


どうせ、No.1が無理だからだろ?


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