光と闇


夏樹は、なにかを隠している。


おれは、確信した。


コンビニに着いた俺達は…


何も話さないまま、別々にわかれた。


たぶん、夏樹は菓子コーナーだろう。


おれは、おにぎりコーナーにいる。


夏樹「悠斗〜」


夏樹がスキップをしながら、こっちに向かって来た…。


さっきまでの暗い表情は、なんだったんだ?


って思うくらい、嬉しそうだ…。


夏樹「ねぇねぇ〜‼︎こんなに買っていいー?」


夏樹が見せたカゴには…


大量の菓子とアイスがあった…。


「あ、あぁ…」


たぶん、俺は苦笑いだったと思う。


あんなに、食べるのかよ…。


想像しただけでも、吐き気がする…。


こいつの腹は、本当に化け物か?


俺なんか、こんなに食えない。


夏樹「あ‼︎あと、ジュースと…」


まだ、あるのかよ…。


てか、これ俺が払うんだけど?


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