光と闇
運転手「…大丈夫なんですか…?」
「あぁ…たぶん…な…」
俺がそういうと、運転手は渋い顔をした。
「あいつらには、言うなよ」
運転手「はい…」
車が出発した。
はぁ…。
“あいつ”に呼び出されるとはな…
思いもしなかった…。
運転手「…つきました」
もう、着いたのか…。
早いな…。
「待ってろ。すぐに戻る」
俺は、運転手にそう言ってから車から降りた。
車の前には…
でかい玄関がある。
ガチャ
「久しぶりだな…」
「…悠ちゃん‼︎」
あー。めんどくさいのが来たな…。
ギュッ
俺は、抱きつかれた…。
「心配したのよ?」
この人は、俺の母だ。
「悠斗、久しぶりだな」
今のは、父だ。
俺と父は、仲良くない。
いや…
家族全員と仲良くない…。