番外編・闇龍~クリスマスversion~
パチパチとまばたきを繰り返してから

美「えへへ」

また、ふにゃりと笑う。

俺は美海の青い髪をさらりと手でとかす。

するっと通り抜けたそれは俺の笑みを誘った。

藍色の瞳をジッと見つめれば、

負けじと見つめ返してくる。

『…今日、どこ行きたい?』

美「んー…?」

顔がほわほわしてんな。

思わず苦笑した、が。

美「…爽がいてくれたらどこでもいー」

その言葉に顔が急に熱くなった。

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