番外編・闇龍~クリスマスversion~
『ホワイトクリスマス…か』




小さくて、でも確かな想いは、

静かに静かに降り積もる。

いつの間にかそれは自分でも気づかないうちに

大きな気持ちへと変わっていく。

そう、まるで雪のように。




横にいる美海の頭をそっと撫でる。

驚いたように片目をつぶり、

俺を見上げた美海を見て、

俺は随分と溺れているなと、笑ってしまった。




あー…にしても。

我慢の限界。もー無理だな。

『美海、帰んぞ』

美「え?うん」
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