番外編・闇龍~クリスマスversion~
美海の瞳をジッと見れば、

美海は目をギュッと瞑り、コクリと頷いた。

『止めてやれねぇよ?』

一応、念おしとかねぇとな。

美「い、いもん…っ!

私だって、爽と一つになりたい……っ!」

『………っ!!?』

真っ赤な顔して涙目の美海を見て。

──プツン

頭のなかで何かが切れる音がした。

たぶん、理性が切れる音なんだと思うけど

そのときの俺にはそんなことを

考える余裕なんてなくて。
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