秘密な蜜愛
変化する息遣い。
表情、仕草。
その全てが俺の理性を無にしていく。
下から突き上げるように再度唇を奪い、その顔を無理矢理上に向かせれば潤んだ瞳が俺の視線と交わった。
苦しいのかギュッとワイシャツを握るその手に力がこもり、俺にサインを送る。
けれども、止めるなんて事、俺はしない。
そのまま、その体を抱き上げ、奥にある部屋へと移動し、ベットに彼女を倒す。
そして、やっとの事で離れた唇。
まるで助かったとでも言うように、涙目でハァハァと酸素を求め乱れる呼吸を必死で整えようとする彼女を目にし、ゾワゾワと俺の中の意地悪な部分ばかりが膨れ上がるのを感じた。
「も…少し…まって…。」
やっぱり、君は分かっていない。
そんな顔でお願いされても無駄だって事。
弱々しくも色気溢れるその姿に、優しさも欠片も残っちゃいない俺はグッとその白い脚を大きく抱え上げた。
「やぁ、あっ!」