秘密な蜜愛
真っ白いショーツの上から舌を這わせ、わざとそれを見せ付ける。
ガクガクと震え始める身体。
「や、だめっ!」
口とは正反対なその反応に、徐々に反応を示す俺自身。
抱え上げた足を下ろし、目の前の衣装を更に上へとたくし上げる。
そのまま下着をはずしにかかる俺に、ギュッとその手がソレを阻止しようと動いた。
けれどもそんな事、彼女には出来るはずが無くて。
いとも簡単に生まれたままの姿になった自分自身を恥ずかしく思ったのか、堪えていた涙がポロポロと流れた。
「…気持ちよくなりたい?」
そっと髪に指を絡ませ、その頬にキスをするとコクンと素直に一度だけ頷く彼女。
この瞬間は、何度経験しても飽きやしない。
”俺だけのもの”
そう断念出来る程に感じる達成感は、やっぱり今までもこの先も彼女だけなのだと感じる。
=それぞれの蜜愛①~END~=