秘密な蜜愛
…まぁ。
遊びでお互い割り切ってんならいいだろうけど。
ズボンの後ろポケットから携帯を取り出し、見つけた名前にメッセージを打ち込む。
”今から会える?”
それだけを打ち込み、手早く送信ボタンを押した。
すると、携帯をいじってる最中だったのかスグに出た既読の文字。
そして。
それからほんの数秒で返事が届いた。
”分かった。○○○駅で。”
それを合図とし、サッと上着を着た俺は出来上がった原稿を先輩の机の上に置き、その場を後にした。