ブラッドサースティ・キラー
あたたかな光に照らされた“それ”は、真っ赤に染まっていた。
血によって。
そして、それはやっぱり僕の母さんで、てらてらと光るナイフが背中に突き刺さっている。
まさか。まさかまさかまさか、し、し、ししし、死んで、る?
うそだ。
うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ。
「と……うさ……。みつ……きね……さん……」
視界が定まらない目でリビングを見渡すが、そこに父さんと美月姉さんの姿は、ない。いない。
こんな状況だからこそ誰かを頼ろうとしてしまうのは、僕がまだ見た目的にも中身的にも子供だからだろうか。
でも、こんな状況に出くわして、冷静でいられる大人などいるのだろうか。
僕は、僕なら、無理だ。
頭の中が真っ白になる。
血によって。
そして、それはやっぱり僕の母さんで、てらてらと光るナイフが背中に突き刺さっている。
まさか。まさかまさかまさか、し、し、ししし、死んで、る?
うそだ。
うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ、うそだ。
「と……うさ……。みつ……きね……さん……」
視界が定まらない目でリビングを見渡すが、そこに父さんと美月姉さんの姿は、ない。いない。
こんな状況だからこそ誰かを頼ろうとしてしまうのは、僕がまだ見た目的にも中身的にも子供だからだろうか。
でも、こんな状況に出くわして、冷静でいられる大人などいるのだろうか。
僕は、僕なら、無理だ。
頭の中が真っ白になる。