ブラッドサースティ・キラー
見知らぬ人、家族、親友……どうして殺人鬼がこんなことをするのか、まったく分からなかった。
最初は助けてくれた、僕の味方だと思っていた……けれど、今は違う!
僕の大切な人達を次々に殺していって、何が味方だ!殺人鬼は味方なんかじゃない!
相手は殺人鬼なのだから、少し考えれば分かることだったのに。
殺人鬼という時点で、僕の味方なんかじゃない、敵なんだと。
「なんでよりによって僕なんだ……!僕が何をしたっていうんだ……!」
「お前は何もしちゃいねェ。ありのままの新野皐月だ。もちろん、俺も。ありのままの俺だ」
「なんで……なんで、殺すんだ……。僕の大切な人達……みんな……」
「――お前は本当に、そいつらのことを大切だと思っているのか?」
……えっ?
最初は助けてくれた、僕の味方だと思っていた……けれど、今は違う!
僕の大切な人達を次々に殺していって、何が味方だ!殺人鬼は味方なんかじゃない!
相手は殺人鬼なのだから、少し考えれば分かることだったのに。
殺人鬼という時点で、僕の味方なんかじゃない、敵なんだと。
「なんでよりによって僕なんだ……!僕が何をしたっていうんだ……!」
「お前は何もしちゃいねェ。ありのままの新野皐月だ。もちろん、俺も。ありのままの俺だ」
「なんで……なんで、殺すんだ……。僕の大切な人達……みんな……」
「――お前は本当に、そいつらのことを大切だと思っているのか?」
……えっ?