フェアリーカンタービレ
シンシアはその物体がわからず



「何?それ。」




と言った。



アニアは




「やれば分かる。」




とだけ言い、何かをいじっている。





そして、カチッという音が鳴るとシンシアに何かを渡した。




「ここにバリア魔法を最大限に放出してくれる?」



シンシアは疑問に思いながらもアニアに言われた通りにした。




しかし、何かには何も変化がない。





アニアはその何かのスイッチを押した。





すると、魔物たちがギャーギャー騒ぎ出した。





アニアはまたバックに手を入れ、同じものを出した。




「これもお願い。」




シンシアはいまだに訳がわからず、同じことをやった。





アニアはそれを見ると、バックに何かをしまった。






すると、ラミアスとミカドが不思議な顔をして戻ってきた。



シンシアは言った。


「魔物達はほっといて良いの?」




ラミアスがそれを聞いて答えた。





「何か、急に騒ぎだして、逃げ出した奴もいるし、中には自滅みたいになった奴も出てきたんだ。おかしい話だ。」




アニアはそれを聞いてにっこり笑った。




「魔法貯蓄作戦、大成功ね!!!」









< 21 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop