恋色青空
-☆Prolog☆-
「可哀想なのは君だけじゃない」
そう言われても仕方がなかった。
あの頃の私は
まだ幼かったから…。
あの頃の私は
まだ何もわからなかったから…。
そんな言い訳が通用するはずもなく
時間は1秒1秒時を刻みながら過ぎて行く。
神様はとても残酷だ。
私の大切な物ばかりを奪っていくんだ。
でも、でも。
もう一度だけ叶えてくれるのなら。
私のかけがえのない¨勇太¨にもう一度だけ会わせてください―――…。