もう1度・・・
エピローグ

仲良し

私、岡山さなと宮元りゅうは小さいころからずっと一緒にいた。
幼なじみってやつ。

りゅうはあたしより2つ年下。

だけど私たちは本当に仲がよかった。
いつも一緒にいた。
学校から帰ってくるといつも一緒に遊んでた。

夏は外でいっぱい汗をかいて、川へ飛び込む。
たまに一緒に宿題をする。
冬は雪が降るからそりすべり。

1年中一緒だった。
家も近くて一緒にいることが当たり前だった。

りゅうは純日本人なのにハーフみたいな顔をしていた。
白くてパッチリした目。
当然人気があった。
そんなりゅうと幼なじみな私はすこし自慢げだった。

まわりからよくきょうだいだって勘違いもされてた。

でもね。

時間がたてば人も変わるんだ。


私が中学生になってからりゅうとはあまり会えなくなって遊ばなくなった。

りゅうもモテるからよくクラスの女の子と遊んでた。




2人の間に距離ができたね。
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