花嫁指南学校
後書き
「美少女ばかりを集めた花嫁学校」
「生徒は皆生娘」
なんて男性向け媒体ではいいけど、女性向けのそれではえ?って思われかねない設定です。
あのですね、これは風刺小説なんですよ。
私は何もこういう学園が本当にあればいいなと思っているわけではありません。
私の嫌いなフェミスニストを揶揄したんです。だからフェミ文化人の名前をもじったキャラクターが出てきます。
これは風刺小説だから、大岡裁きのシーンをパクってふざけているんです。
伊坂幸太郎の本みたいに、ジョークなことを大真面目にやっている作品を書いてみました。
フェミニストは、「女も男並みにバリバリ働いてキャリアを極めよ」とか「将来の夢がお嫁さんだなんて意識の低い女だ」とか、ひどい人だと「ブラウス一枚男に買ってもらうな! 自分で働いて買え!」と、高邁な理屈を主張するオバサンです。
でも、それって偏狭じゃない?と私は思っているわけで。コンサバにはコンサバの良いところもありまして。
女の子が皆そんな考えを持っていたら、このBerry's Cafeというレーベルだって、女版「島耕作」出世街道まっしぐらな小説がウケるでしょうが、実際はそんなのありえないでしょ?
結局、女の子の一番の夢って素敵な人と結婚することじゃない?
だから、私も今後の作品はそういうのを書きたいと思っているのよね。