ながれぼし

「闌~けいちゃんのお家にケーキ持っててあげて」

「はあ?ケーキって何?」

「今日けいちゃん誕生日でしょ」

「ああ~そっかあ解ったよ」





―けいちゃん~―
「誕生日おめで……あやめ……?」


「闌?何しに来た?」


「けいち…けいすけ誕生日だからケーキ…」


「渡しておくよ」


「今けいすけわ?」


「関係ないじゃん。こうやって逢ってたの?おかしいよ」


「あやめ違うよ。お母さんが渡してこいって……」

バンッ

ドア閉められちゃった…


「お母さん自分で渡してくればよかったじゃん。いちいち私に頼まないでよ」


この頃から私とあやめとけいちゃんの関係わ崩れたね…いつかまた一緒に笑えると思ってたのに…


ピンポーン


「闌出てー。」

「嫌だあー」




「闌ったら、はーい。」


「はいはいーらーんお客様」

「だれっ?」


「よっお前なんでそんな機嫌悪いの?」

「はっ?けいちゃんなんでこんなとこにいる訳?」

「幼馴染みだぜー?しかも今日俺の誕生日だし」

「知ってるけいちゃん早く帰った方がいいよぉん☆」

「意味わからん」

「帰れば解るよ」

「なんでそんなキレられなきゃいけねーんだよ」





なんでこんな事になってしまったの?大切な友達や幼馴染みが遠くなるって胸がこんなにも苦しくて痛い事なんだね…


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