SweetLOVE LESSON!

「北見くん、高宮先生でしょ!!」



少し眉間にシワを寄せながら、彼に強めの口調でビシッと注意する。



「別にいいじゃん。俺と椿の間柄だし」



ここが予備校なのにも関わらず、彼はしれっと悪びれもせずにそう呟く。



そして、いつも最後にはこう付け加えるのだ。



「椿、今日も好きだよ」



と。




そう、私の最近の悩みの元凶は。



この男、北見時雨なのだ。

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