SweetLOVE LESSON!
おまけ
「そういえば、北見くん。
さっきはなんであんなに不機嫌だったの?」
抱きしめられたまま彼を見上げる。
「あぁ。あれは、椿があんな重たい資料を運ぶのに俺を頼ってくれなかったから…」
ちょっと拗ねたようにそう言う彼が凄く可愛かった。
「…てか、椿。さっきから俺のこと、あなたとか北見くんとか。
彼氏なんだから下の名前で呼んで欲しいんですけど…」
『彼氏』
その響きに、ドキドキしてなんだかこそばゆかった。