SweetLOVE LESSON!
Lesson2
「お、重っ…」
ずっしりとした資料の山を両手いっぱいに抱えた私は、両腕をプルプル震わせながら資料室まで運んでいた。
あまりの重たさから、額にうっすらと汗が滲んでくる。
助けを呼ぼうにも、周りを見渡すかぎり誰もいない。
「…っ…」
資料の山を甘くみていた私の腕は、もう限界にまで達していた。
とうとう重さに耐えきれなくなって、バランスを崩してしまう。
あっ、落ちる……。
衝撃にたえようと両目を瞑って、その瞬間を待った。