キスから始まるセカンドラブ
言ってからとんでもなく、こっぱずかしいことを言ってしまったと慌てふためいた。さすがに智人さんだって引くよね。


チラッと顔を見ると彼は私が今まで見たこともないような胸が熱くなるような優しい瞳で私を見ていたんだ。



今、思えばおかしすぎるよね。あんなに冷たかった智人さんが私を愛おしく見つめるなんて。


いや、愛おしくもおかしいか。だって洸汰さんが私を愛おしく思ってるなんてあり得ないもん。



目を覚ますと窓の外は真っ暗で時間を確認すると23時。どれだけ寝ていたの。それにしても都合のいい夢を見ていたなあ。
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