キスから始まるセカンドラブ
何も食べずに眠ってしまったからこんな時間だというのに私のお腹は大きく鳴いた。


もうっ、一気に目が覚めた。でも、そういえば洸汰さんと打ち解けられたのもこのお腹の音だったんだよね。



「よしっ、洸汰さんの朝ごはんも作っちゃおう」



さっきまであんなに不安で泣いてばかりいたのになんだか吹っ切れた。都合のいい夢を見たからかな。ベッドから身体を起こしてキッチンに向かう。
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