キスから始まるセカンドラブ
近づいてくる足音。洸汰さんだ。だって私たちの部屋は一番奥の部屋だから。それなのに一向に鍵が開く音がしない。代わりに聞こえてきたのは男女の声。



「やっぱりヨリ戻したんですね」



「戻してねえよ」



「だって女の人がいました」



「・・・あの人は違う。もういいだろ?早く帰れよ」



「じゃあ誰ですか?あの人は?」
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