キスから始まるセカンドラブ
「・・・また寝てる」



裕美に誘い出される前に帰ってすぐにシャワーを浴びてベットに寝転ぶ。寝息を立てて狸寝入りをして諦めてくれることを待つばかり。



そして、俺は裕美への思いやりをどんどんと失っていった。


今までなら彼女が疲れて帰ってくる土日は自分が休みなんだから家事をしてやろうって。少しでも負担を減らしてあげたいって思ってた。



でも、毎週一人残される土日は退屈で大学時代の友達や会社の人と遊びに行く予定を入れ始めた。


ギャンブルにも手を出して当たったときは裕美が帰ってくるより遅く帰るようにもなった。
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