キスから始まるセカンドラブ
「洸汰、今までどこにいたの?ご飯炊いててって朝、言ったじゃない」




気分よく帰っていきなりの小言。正直嫌気が差した。俺はお前が寝ているときに仕事をしてるし、肉体的にも精神的にも俺の方が大変なんだ。


だから、休日くらい好きにさせてほしい。



裕美とのすれ違いは同棲生活を始めたことで俺の甘えから完全に修復不可能のところまで来てしまってた。


一人暮らしをしていたときは全て自分がしていたことを全部裕美がしてくれる。


だから、今までできなかったことができる。家賃だって割り勘だし、一人暮らししていたときより、余裕もできた。
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