キスから始まるセカンドラブ
だからキスしたんですか?
「・・・奈々、俺、お前に一目惚れしたんだ」



その大きな吸い込まれそうな瞳と無邪気に笑う可愛らしい笑顔に。いいオトナのくせに俺はお前に一目惚れした。


そんな瞳で見つめるなよ。もう少しだけ話さなくちゃいけないのに・・・


我慢、できなくなる。



「洸汰さん?」



「ここからは俺が一目惚れした可愛い女の話。もう少しだけ俺の話を聞いてくれるか?」



その話をしたらもう、俺、我慢しないから。俺の腕の中で奈々は目を丸くして、でもゆっくりと頷いた。
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