キスから始まるセカンドラブ
嬉しくて涙が流れる。痛いけれどあなただから我慢できる。あなたで良かった。



好きな人に抱かれることは女に生まれてきた一番の幸せっていう意味を今、私は実感してる。



洸汰さん、私、あなたを好きになって良かった。



優しく髪を撫でてくれる手にゆっくりと目を開ける。微笑む洸汰さんを見て、なんだか恥ずかしい。



あんなことをしてしまって洸汰さんの顔がまともに見られない。抱きしめてくれている腕ばかりをジッと見つめてた。



「奈々」



「・・・はい」



「なんで、俺の腕ばっかり見てんだよ?」
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