キスから始まるセカンドラブ
まだ自己紹介すらしていなかった。あんたなんて言われるのが釈でつい歳まで言っちゃったけど。彼も改まって一度箸を置いた。
「志村洸汰。25歳。仕事は金属メーカーの工場勤務。奈々って呼んでいい?俺も洸汰でいいから」
「洸汰・・・さん」
「ん?何?奈々。ほら、早く食おうぜ。俺、次卵焼き。あっ、やっぱりこれも美味いな」
なんだろう。さっきまで勝手にキスしてとかチャラチャラしていて苦手だって思っていた。
それなのに私の作ったお弁当をこんなに美味しそうに食べてくれる姿になんだか気持ちが穏やかになっていくようなそんな気がした。
「志村洸汰。25歳。仕事は金属メーカーの工場勤務。奈々って呼んでいい?俺も洸汰でいいから」
「洸汰・・・さん」
「ん?何?奈々。ほら、早く食おうぜ。俺、次卵焼き。あっ、やっぱりこれも美味いな」
なんだろう。さっきまで勝手にキスしてとかチャラチャラしていて苦手だって思っていた。
それなのに私の作ったお弁当をこんなに美味しそうに食べてくれる姿になんだか気持ちが穏やかになっていくようなそんな気がした。