キスから始まるセカンドラブ
きっと女の子慣れしてるんだろな。キスもかなり手慣れている感じだったし。


なんてスポンジに付けた泡で食器を洗いながら少しだけ隣に立つ洸汰さんを盗み見してみた。


「ん?どうした?」



「い、いえ・・・」




びっくりした。まさか、目が合うなんて思わなかったから。しかもかなり優しい瞳をして私を見ていた。



身長差を感じるから彼は多分、背が高いほうの部類なんだと思う。少し目つきも怖いのかと思ったりもしたけれど今はそんなこと少しも感じられなかった。




「あっ、奈々。悪かったな。先にベッドで寝ちまって。俺、仕事が工場で夜勤があってさ。今日も夜勤明けでここに来たからベッド受け取った瞬間、寝心地良さそうでつい、先に寝ちまった」
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