キスから始まるセカンドラブ
それなのにいとも簡単に洸汰さんに言われたら私とでも会うんだね。


洸汰さんに惹かれているし、智人さんに今は気持ちがあるわけでもないけれど心が締め付けられるように痛かった。



「奈々、気をつけて行っておいで」



智人さんとの待ち合わせ場所に少し早く着いた私は送り出してくれた洸汰さんの姿を思い出していた。智人さんとの待ち合わせ場所は初めて出会った駅の近くにあるカフェ。



まだ寒いからあったかいカフェオレを買って少しずつ口を付ける。智人さんが来る気配はまだ感じられない。


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