キスから始まるセカンドラブ
今日の洸汰さんはいつもと少し違っていた。


洸汰さんは夜勤のときでも必ず帰ってきて眠る前に私を玄関まで送ってくれる。錯覚しそうになるけれど頬に行ってらっしゃいのキスをくれて。でも、今日は・・・



「ど、どうしたの?洸汰さん。なんだか今日は疲れてる?お鍋に温かいお味噌汁と朝ご飯は冷蔵庫に入ってるから温めて食べてね」



彼が夜勤のときは、お弁当を作って渡し、帰ってきたら食べられるように朝食を準備するようになった。と言ってもまだ一緒に住むようになって初めての夜勤週だけれど。
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