キスから始まるセカンドラブ
冷蔵庫を開けると洸汰さんの為に作ったご飯は食べてくれているみたいで食器も綺麗に洗ってくれていた。



私をどんどんと惹きつける彼の姿。


きっと私と同じように彼の優しさを近くで感じて笑顔で一緒にいた人がいるんだ。


なんだか、そんな相手がいたんだと考えると胸が苦しくて嫉妬する。私にそんな権利ないのに。唇を噛み締めて零れ落ちる涙を拭った。



洸汰さんがいない空間はぽっかり穴が開いたように静かだった。少し前までは普通に一人暮らしをしていたのに・・・。
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