キスから始まるセカンドラブ
夜勤のときは確かに夜は一人だけど必ず顔を合わせるようにしてくれていたし、仕事から帰って寝室を覗くと彼が気持ち良さそうに寝息を立てて寝ている姿を見ると安心できた。



洸汰さんがいることが当たり前になっていた。ゆっくりと寝室のドアを開ける。


当たり前だけれど彼の姿はない。でも、ここで昨日まで一緒に眠っていたんだと思うと・・・



「・・・洸汰さん」



止まらなかった。嗚咽を漏らしてただそこに立ちすくみ大粒の涙を流した。寂しい、



淋しい。洸汰さんがいないことが寂しくてどうしようもない。
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