チャット恋愛注意報!!(旧)


………

……




そして、あっという間に時間が経ち。

私とユージの誕生日である、8月19日になった。


その間、やはりフジヤマは現れず、YUKIとも連絡が取れないままだった。









「ユージ」

「よっ」




予定通り、私は10時頃に駅前に到着。 ユージの到着は、私よりも15分ほど早かった。




「待たせてごめんね。はい、お詫び」

「ありがと」




駅前に居たユージにスポーツドリンクを渡し、微笑む。


……そういえば、前にYUKIと会った時は、私がスポーツドリンクをもらったんだっけ。

なんか……遠い昔のことのようだ。




「ねぇサクラ、YUKIからのメール見た?」

「へ?」

「さっき、YUKIからメール来ただろ? 俺とサクラ、フジヤマに同時送信のメール」




え、うそ……そんなの来てたんだ……?

電車に乗ってたから、全然携帯なんか触ってなかった。




「あ、ほんとだ……YUKIから来てる」




カバンから取り出した携帯でYUKIの名前を確認し、メールを開く。








【今日の午後会いたいんだけど、無理かな?】






……今日の、午後?


< 101 / 182 >

この作品をシェア

pagetop