チャット恋愛注意報!!(旧)
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そして、あっという間に時間が経ち。
私とユージの誕生日である、8月19日になった。
その間、やはりフジヤマは現れず、YUKIとも連絡が取れないままだった。
「ユージ」
「よっ」
予定通り、私は10時頃に駅前に到着。 ユージの到着は、私よりも15分ほど早かった。
「待たせてごめんね。はい、お詫び」
「ありがと」
駅前に居たユージにスポーツドリンクを渡し、微笑む。
……そういえば、前にYUKIと会った時は、私がスポーツドリンクをもらったんだっけ。
なんか……遠い昔のことのようだ。
「ねぇサクラ、YUKIからのメール見た?」
「へ?」
「さっき、YUKIからメール来ただろ? 俺とサクラ、フジヤマに同時送信のメール」
え、うそ……そんなの来てたんだ……?
電車に乗ってたから、全然携帯なんか触ってなかった。
「あ、ほんとだ……YUKIから来てる」
カバンから取り出した携帯でYUKIの名前を確認し、メールを開く。
【今日の午後会いたいんだけど、無理かな?】
……今日の、午後?