夏のカケラ
「なあ」


再び長髪の奴が声を掛けた。


「え?」


僕は調度回れ右をする所であった。


「お前、野球好き?」

「え?」


野球?いきなり何?


「野球だよ、野球!」

「あ・・・まあ、好きだけど・・・」


僕がそう答えると、そいつは満面の笑みで近付き、

「そうか!俺は二谷明!アキラって呼べ!」

そう言って握手をされた。


意味が・・・全く分からん・・・

・・・・

・・・・





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