夏のカケラ
ああ・・・確かに・・・


「あの時に、俺は思ったんだ・・・コイツは・・・凄いって・・・」


いや、でもあれは小学生だから・・・


僕が思っている事が伝わったのか、高津コーチは僕に笑いかけた。


「何だ?信じられ無いか?」

「・・正直・・・」


高津コーチは溜め息をつきながら苦笑いをした。


「なら・・・」


高津コーチは、いきなりバットを振り上げた。


そして、僕に向かっていきなりそれを振り下ろす・・・・!


・・・その瞬間であった・・・



高津コーチが振り下ろすバットの速度がスローモーションに変わる・・・!






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