夏のカケラ
僕ら三人は色んなクラスを見て回り、一旦学食で休憩をしていた。


僕ら三人はボーッとテーブルに座りながら、周りを眺めている。


周りにはカップルが多かった。


「チッ、カップルばっかだな」


カズが舌打ちをする。


「アキラ、お前この前付き合った子はどうした?」

僕がアキラに聞くと、


「別れ話進行中」


アキラは下を向いてショボンとした。


「お前って、すぐに付き合うけど、別れんのも早いな」


カズがアキラの長髪を箸で捕まえた。


「でも羨ましい事は、羨ましい」


僕も頬杖をついて、アキラの長髪を箸で掴んだ。
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