夏のカケラ
突然、カズが抱き着いて来た。


「裏切り者〜!私と言う人が有りながら〜!」


ゴメン、お前は不細工だから別れよう。


「いやあ〜ヒロさんも、やりますな〜」


アキラはニヤニヤしながら僕を見る。


やらない、やらない。


「私とあの人、どっちが好きなのよ!」


カズがしつこい。


「ゴメン、200対0で坂口」

「ひど〜い〜!!」


カズは顔を手で覆いながら泣いた。


キモいって。


「よし、じゃあ俺が仲を取り持ってやるか!」


アキラが僕の肩を叩いて来た。


何にもするな・・・


僕はその後、二人の質問攻めにウンザリしていた・・・・

・・・・





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