夏のカケラ
その夜、僕は寝付きが悪かった。


坂口と二人で遊んで興奮していた・・・・と、言う訳では無かった・・・



何故か、マイの事を考えていた。



奥野から告白された、と聞いた時に・・・マイは断ったと思っていた。


勝手にそう思っていた・・・

・・・・

・・・・




翌日、いつもの様に親父連中に特訓をして貰い、僕はクタクタに成った。


こんだけ、クタクタに疲れても明日の朝にはケロっとしているのが、若さだと吾妻監督に言われた。


いつもの様に親父連中は、酒を飲み始める。


「プハッ!この一杯の為に俺はヒロを鍛えている!」


ビールを飲みながら、高津コーチが言った。
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