夏のカケラ
「え、いや、良いんじゃ無いっスか・・・」


僕は目を逸らして立ち上がった。


親父連中は顔を見合わせて、

「いや〜青春だなぁ〜」

と、声をハモらせた。


「いや、懐かしいな」

「俺らもあったな」

「続きが気に成りますな」


と口々に呟いている。


僕は馬鹿馬鹿しく成って、無視して素振りをしていた・・・・

・・・・

・・・・








16歳の秋、僕は野球も恋も・・・青春の真っ只中であった・・・






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