夏のカケラ
パンッ!!



「イテッ!定規で叩くな!」

「アンタが買うんでしょ!」

「あー、面倒くせーなー!」

「じゃあ、明日11時に家の前ね」

「マジかよ」

「ブツブツうるさい!男でしょ!観念しなさい!」


それだけ言うと、マイは「お休み」と言って窓を閉めた。


僕に選択の自由は無いのか・・・

・・・・

・・・・



翌日、僕はマイに頬を叩かれて起きた。


「もう、何で寝てるのよ!」


マイの怒声が聞こえる。


「え?もう11時?」


僕はアクビをしながら聞いた。
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