夏のカケラ
何故だ?


何だこれは?


僕の心に焦りと、悔しさが有る。


自分には縁が無いと思っていた筈なのに・・・


悔しい?


焦っている?


僕はショーウインドーを殴りたい衝動に駆られていた。



「・・・男の子の顔をしてるね・・・」



ふと気が付くと、マイが側にいた。


僕はチラッとマイを見た。

「・・・そうか?」


僕はそう言って歩き出した。


マイが後ろから追いて来る。



「・・・行きたいの?やっぱり・・・」



マイがポツリと呟く。


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