夏のカケラ
「え?」

「校長に成って・・少しは利口になったかと思ったが・・・相変わらずの熱血だ・・・」


桜川は笑った。


八田も笑う。


「・・・お前に言われたく無い」


二人は笑い合った・・・

・・・・

・・・・







「よーし、ヒロ!終わりだ!」


高津コーチが叫んだ。


「ウィーッス!ありがとうございましたー!」


僕はそう言って、その場に寝転がる。


「お疲れ様でーす!熱燗、調度良い感じに成ってまーす!」


マイの言葉に親父連中が喜ぶ。


「いやいや、やっぱり女の子がいると違うな」

吾妻監督が喜んで熱燗を飲んだ。

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