夏のカケラ
ニヤニヤ見てんじゃねーよ。


僕はふと思い出した。


「あ、そうだ」


僕はそう言って親父連中に話し掛けた。


「城陽の桜川監督って、知ってます?」


僕はみんなに聞いた。


親父連中は目をパチクリとさせる。


「あの名門の名監督と呼ばれた人だろう?その人がどうしたんだ?」

「何か、ウチの顧問に成るらしいんですよ・・・」


みんなが顔を見合わせた。


「誰が?」

「桜川監督」

「何に?」

「ウチの野球部の顧問に」


みんなは再び顔を見合わせる。




「えー!!」




・・・・

・・・・


< 190 / 715 >

この作品をシェア

pagetop