夏のカケラ
現れた実力
春季大会が行われた。



この大会は夏の大会に向けての最後の調整の公式試合となる。


僕はもちろん控え選手だった。


桜川監督はどんな采配をするのか興味津々で有った。


が、最初に言われたのが、

「好きな様にやりなさい」

の一言だった。


取り敢えず、キャプテンの山本さんが指示をした。


僕らは先攻だったが、あっさり三者凡退。


守備に着いても凡ミスが多く、あっと言う間に3点を取られた。


相手チームは体した高校では無い。


僕らはやはり弱い。

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